ステロイド剤は、アレルギー、気管支ぜんそく、多発性硬化症など、自己免疫疾患に対する治療薬として使われています。
子供のアレルギー疾患が増えていますから、アトピーなどでステロイド剤を処方される機会があると思います。
ステロイド剤には恐い副作用があると言って脱ステロイド剤を進めている方も多く、ステロイド剤と効いただけで、チョッと敏感に反応してしまったりしますよね。
ステロイド剤=悪ではなく、キチンと、ステロイド剤について知った上で、上手にステロイド剤と付き合っていければと思います。
☆ステロイド(steroid)とは
※ココで言うステロイドはステロイドホルモンのことです。
副腎皮質から分泌されるホルモンのことです。
生命維持に欠かせない非常に大切なホルモンです。
生体のエネルギー利用を助ける方向に作用し、血糖値の上昇、水分の保持、気分の高揚などの作用があります。
なので、ステロイドホルモンが不足すると全身に倦怠感などが出るのです。
☆ステロイド剤とは
ステロイド剤とは、副腎皮質から分泌されるホルモンを化学的に合成したものです。
強力な抗炎症作用を持っています。
日本で処方されているステロイド剤は、強さで5段階に別れています。
☆ステロイド剤の強さランキング(日本)
- T strongest デルモベート、ジフラール
- U verystrong ネリジナ、トプシム、パンデル、リンデロンDP、マイザー
- V strong リンデロンV、ベトネベート、フルコート、プロパデルム、リドメックスコーワ
- W mild ケナコルト、レダコート、ロコイド、キンダーベート
- X week プレドニゾロン、コルテス
この中で、子供に処方されるのは、WとXです。
まれに、症状が重いときはVが処方されますが、TとUは子供には処方されません。
☆ステロイドの副作用
ステロイドは医師の処方の元、強い症状に対する、短期間の服用または局所的投与(塗り薬・吸引・点鼻)なら、極めて有用で安全な薬です。
しかし、副作用があるので、子供に使用する場合は、特に注意して使用することにしましょう。
- ムーンフェイス(顔が満月のように丸くなる)
- 皮膚から出血しやすくなる
- 糖尿病や胃潰瘍になりやすくなる
- 副腎の機能低下
- 体の免疫力の低下
副腎の機能低下の原因は、外部から常にステロイドホルモンが投与されると、副腎が怠けて、自分でホルモンを作らなくなるからです。
なので、急にステロイドの使用をやめると、すごいリバウンドが起きて症状が悪化するのです。
投与中止による、ステロイド不足が原因です。
我が子も、アトピーっ子ですので、ステロイド剤は処方されたことがあります。
我が家で使ったステロイド剤は、ケナコルトとロコイドでした。
上手に使って、早く症状を抑えることで、かきむしりなどで症状を悪化させるのを防げると思います。
子供の病気治療と対策